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2022.08.22

ウイングトラベル

★23年度概算要求、観光立国復活の基盤強化が柱

 和田観光庁長官「多面的な支援策盛り込む」

 

 観光庁の和田浩一長官は8月19日に行われた業界紙会見で現在取りまとめが進められている令和5年度(2023年度)予算の概算要求について「観光立国復活に向けた基盤強化という点を大きな柱として、われわれが考え得るさまざまな施策を盛り込んでいく」という考えを示した。その上で「観光関連事業者が、ポストコロナ期において期待されるような役割を果たしてもらえるように、多面的な支援を行っていきたい」と強調した。
 また、今年のお盆時期の旅行動向については「多くの観光地では昨年に比べて旅行者で賑わったが、足元の需要は十分に回復しているとは言えないのではないかと受け止めている」と述べ、国内観光需要の回復がまだまだ道半ばであることを指摘した。そうした中で早期の実施が期待される全国旅行支援については「現在は感染状況を注視している状況が続いている」と述べ、事業実施について慎重に判断していく姿勢を示した。

 

 観光地再生・高付加価値化、より計画的な支援を
 訪日観光復活へ戦略的な準備進める