★6月の訪日外国人12万人、上半期50.7万人

　3カ月連続10万人超えもコロナ前96%減

　日本政府観光局（JNTO）が発表した6月の訪日外国人旅行者数は12万400人となり、3カ月連続で10万人を超えたものの、観光目的の入国が継続して制限されており、コロナ前の2019年同月比で95.8%減と消失状態が続いている。今年上半期の累計訪日外国人旅行者数は19年比96.9%減、21年比427.1%増の50万7600人だった。
　政府は6月1日から入国者制限を1万人から2万人に拡大、入・帰国時のコロナ検査免除などの水際対策を緩和。また、6月10日からは旅行会社などを受入責任者とする添乗員付きパッケージツアーの受入を再開したものの、訪日外国人の旅行者数の回復には効果は出ていない。