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2022.07.11

ウイングトラベル

★22年上半期の旅行業倒産11件、過去20年で最少

 TSR調べ、コロナ関連倒産が9割、増勢懸念も

 

 東京商工リサーチ(TSR)がまとめた2022年上半期(1-6月)の旅行業の倒産状況によると、倒産件数は前年同期比7件減の11件、負債総額は33.7%減の11億6000万円だった。上半期としては過去20年間で最少となっている。負債総額についても2年連続で前年同期を下回った。新型コロナウイルス関連倒産は10件(前年同期は16件)だった。
 3月は全国でまん延防止等重点措置が解除されたものの、コロナ禍の長期化で旅行業者への影響は深刻化している。コロナ関連倒産の全体に占める割合は、2021年上半期は88.8%、2022年上半期は90.9%と拡大しており、再び増加傾向にある感染者数の動向によってはさらなる増勢への懸念も高まるとしている。