★リクルート、観光DXや地域消費拡大に注力

　じゃらん.netの宿泊予約、コロナ前水準に回復

　リクルートは宿泊施設関係者などを対象としたイベント「じゃらんフォーラム」を3年ぶりにリアル開催した。当日はリクルートの旅行事業の今後の戦略などについて説明が行われた。フォーラム冒頭で登壇した宮本賢一郎旅行Division長は同社のオンライン予約サイト「じゃらん.net」の宿泊予約取扱額がコロナ前水準に回復してきたことを明らかにした上で、「ようやくマーケットの潮目が変わってきた」と指摘した。そうした中で今後は「総旅行回数の増加を実現させて、地域の総消費額増加につなっげていく取り組みを推進していく」と強調。そうした中で、今後の取り組みとして「じゃらん版観光DXの提供」「地域消費の中でもデジタル消費の増加に注力」「現場を活かしデータを活かす提案を行う」という3つのキーワードを掲げ事業を推進していく方針を示した。

　昨年秋以降、宿泊予約取扱額が増加基調に
　消費者の旅行意欲、Go To実施時以上の高まり