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2022.04.05

ウイングトラベル

★ハワイとタイ、持続再生可能な観光に舵

「コロナ後の観光のあり方」ウェビナー

 

 航空新聞社ウイングトラベル事業部は、「第1回 日本観光ショーケース in 大阪・関西」に合わせ、3月25日に「コロナ後の観光のあり方 海外観光局のケースから考える ― 持続可能な観光とは ―」と題したウェビナーを開催した。ウェビナーには、ハワイ州観光局より日本代表のミツエ・ヴァーレイ氏と、タイ国政府観光庁より東京事務所マーケティングマネジャーの藤村喜章氏が登壇。それぞれアフターコロナ、ウィズコロナを見据え、環境や地元社会に配慮した持続再生可能な観光を推進する現地の様子を伝えた。

 まず、観光の現状について、ハワイ州観光局ヴァーレイ氏は「やっと国際マーケット再開の段階となった」と紹介。日本政府の帰国後隔離の緩和を受け、観光局への問い合わせが増えており、4月のビジネスクラスの予約率は9割に達し、ゴールデンウィーク(GW)へ向け個人旅行の予約が伸びているという。

 一方、タイ国政府観光庁藤村氏は、東京事務所のセークサン・スィープライワン所長のメッセージを交えながら説明。タイでは、昨年7月より観光の受け入れを再開。今年4月からは入国前72時間以内のPCR検査が不要となるなど(入国日のPCR検査と、5日目の抗原検査は必要)、入国の緩和を進めている。また受け入れ態勢においても「SHA(アメージングタイランド安全衛生基準)認証」を設け、感染拡大防止に努める。

※写真=ウェビナーの様子(左上:タイ国政府観光庁藤村氏、右上:ハワイ州観光局ヴァーレイ氏、下:航空新聞社石原義郎編集統括)