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2022.01.06

ウイングトラベル

■ANA年末年始、国内旅客数は前年度比65.5%増

 19年度比は30.1%減、国際線旅客は3万人に

 

 全日本空輸(ANA)の2021年度年末年始期間(12月25日〜1月4日:11日間)の利用実績によれば、国内線旅客数は対前年度比65.5%増加した116万3916人と大幅に増加した。コロナ前の2019年度年末年始実績に比べると30.1%減少したが、それでもコロナ前の7割まで回復した。
 一方、国際線旅客数は3万503人で、対前年度比67.4%増加したものの、コロナ前の19年度年末年始と比較すれば91.3%減となった。

 

 国内線、全方面で大幅に旅客数増加
 平均利用率が30.7ポイント上昇

 

 オミクロン株の発生という新たな脅威に怯えながらも新規感染者数が落ち着いたなかで迎えた今年度の年末年始は、国内線では堅調な旅客需要の回復がみられた。ANAによれば、「PCR検査を受検しつつ、2年ぶりの帰省を楽しんだ人も多かったようだ」としており、前年度の年末年始に比べて需要が回復したとの認識を示した。
 期間中の国内線提供座席数は5.7%減少した162万9003席(19年度比:21.3%減)と、やや供給量を絞ったため、利用率は30.7ポイント上昇した71.4%(同:9ポ減)に改善した。