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2021.12.02

ウイングトラベル

★ポイント・マイレージ、25年度に1兆3500億円へ拡大

 航空回復や携帯・ネット通販の成長で発行額増大

 野村総合研究所は、国内11業界が発行するポイント・マイレージの発行量を金額換算した「年間最少発行額」について、2020年度までの実績推計および2025年度までの予測を発表した。それによると、2020年度の民間発行額は1兆399億円だったものの、2025年度には1兆3462億円にまで拡大すると予測した。
 同社は新型コロナウイルス感染拡大の収束は不透明との認識を示しながらも、2021年度以降の民間発行額は伸び続けるとした。とりわけ長期的には航空需要などの景気の回復が見込まれることのほか、各社におけるポイント適用率が年々高まっていくためだと分析。ただし、一部ではポイント還元率の低減も生じているため、民間発行額の成長速度は緩やかになっていくと予想した。
 今後2025年度までにポイント発行規模の更なる拡大が見込まれる業界としては、タブレットなどの回線契約数の増加や周辺サービス拡大が見込まれる「携帯電話」や、取引額の継続的な拡大が見込まれている「インターネット通販」が挙げられるとしている。

 

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