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2021.11.26

WING

三菱重工民間機事業、”固締り”でまずは減産見合いに

回復に備え効率化、Tier1事業回復は2024年以降に

 三菱重工業エアロストラクチャー部門の平野祐二事業部長が本紙の取材に応じて、コロナ影響などで機体製造が大幅に減産となっているなか、同社としては「固締り」と称した減産見合いのコスト体質の構築を目指していることを明かした。
 平野事業部長は「年度内には減産見合いになる」として、コロナ前に比べて半減以下に落ち込んでしまったTier1事業の売上規模に見合ったコスト体質とすることを達成する見通しにあることを明かした。これにより現在の大幅な減産においても損失を最小限に食い止めることができる強靭な体質を、まずは構築する。その一方で近い将来には確実に到来する生産回復に向けて、リソースやラインを維持・確保していかなければならないという回復を見据えた課題への対処も深堀りする方針だ。

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