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2021.11.19

ウイングトラベル

★NAA中間、需要上昇も2期連続赤字230億円

 田村社長「民営化以降2番目に低い数字」

 成田国際空港会社(NAA)が発表した2022年3月期第2四半期連結決算(2021年4月1日〜9月30日)は、航空取扱量がオリンピック・パラリンピック競技大会の開催などにより前期よりも増大し、営業収益は前年同期比20.6%増の400億円となった。最大限のコスト削減を積み重ねた結果、営業費用は3.4%減の617億円に抑えたものの、営業損失216億円(前期比89億円改善)、経常損失220億円(80億円改善)、中間純損失230億円(194億円改善)を計上した。前期よりは改善したものの2期連続の中間赤字となった。
 NAAの田村明比古社長は中間決算について、航空会社や入居テナントへの支援措置となる約40億円弱の減免額を反映させた結果だとし、その上で増収により改善傾向で推移したと説明した。