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2021.11.18

ウイングトラベル

★特別調査委、不正受給1億7750万4000円推認

 ワールド航空雇調金問題、不正受給明らかでない

 ワールド航空サービスの雇用調整助成金の受給問題に関する第三者による特別調査委員会は11月18日、中間報告を公表した。同調査委は、事実に反する申請に基づいて受給した雇用調整助成金は1億7750万4000円と推認した。
 しかし、同社に「故意」があり、雇用調整助成金支給要領で定義される「不正受給」と評価されるかは現時点では明らかではないとした。ただ、同社が従業員を100名以上擁し、年商70億円以上の売上を計上する株式会社としては、あまりに杜撰な管理体制だったことは否定し得ないと指摘した。
 同調査委は「雇用調整助成金の支給申請で申告した休業実績は事実に反する部分があると認めざるを得ないが、現に休業していない者も相当程度おり、事実に反する申請に基づき受給した雇用調整助成金が概ね1億7750万4000円に上るとする推認が不合意とまでは言い切れない」と報告した。

 同調査委は同社の勤怠、メール、商談、検温等の記録、教育訓練、さらにヒアリング、アンケート調査を実施した。

 

※写真=ワールド航空サービスの雇用調整助成金の受給問題に関する第三者による特別調査委員会の中間報告公表会見

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