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2021.11.18

WING

AFRL、ラピッド・ドラゴンの飛行実証に再成功

巡航ミサイルSTV用い、飛行間に目標データ更新し射出

 米空軍研究所(AFRL)は11月16日(米フロリダ州現地時間)、ラピッド・ドラゴン(パレタイズド弾)の飛行実証に再成功したと発表した。
 これは空軍戦略計画・実験(SDPE)オフィスが主導する高速実験キャンペーンである空軍ラピッド・ドラゴン・プログラムとして行われているもの。ラピッド・ドラゴンは、輸送機が搭載する貨物輸送用のパレットに長距離巡航ミサイルなどを搭載し(パレタイズド弾)、空中投下したパレットから各種兵器を射出する構想であり、最終的には航空機のシステムに依存しないロールオン・ロールオフ(RORO)式兵器システムとする野心的な計画となっている。
 11月3日にホワイトサンズ・ミサイル射場で行われた実証試験には米空軍特殊作戦コマンド(AFSOC)のMC-130Jが参加。MC-130Jにはラピッドドラゴン展開システムとして、エンジンと弾頭を搭載しない量産型長距離巡航ミサイルの分離試験機(STV)1つと3つの模擬重量物を搭載した4セル構成のパレタイズドされた兵器システムを搭載・空輸した。

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