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2021.11.11

ウイングトラベル

★KNT-CT、通期最終損失130億円に上方修正

 売上はGoTo来年、海外ゼロ見通しで減額予想

 KNT-CTホールディングスは11月10日、2021年度通期見通しを修正し、売上高は1500億円と当初見込みより300億円減少するものの、営業損失は当初予測と同じ140億円、経常損失は26億円圧縮して115億円、最終損失は18億円改善して130億円に圧縮するとし、売上は下方、経常・最終損益は上方に修正した。コロナ禍1年目の2020年度と比べると、売上高は71%増加し、損益ベースは営業損失が48%減、経常損失が31%減、最終損失が54%減と赤字幅が大幅に圧縮される見通しだ。

 

 費用面で構造改革効果、営業外で雇調金収入
 小山専務、Go To再開へ高額旅行需要獲得

 売上ベースでは、10月から緊急事態宣言などが全面解除されたことで、11-12月の国内旅行の予約は上がっているものの、今後のコロナ感染第6波の懸念、Go Toトラベル再開を来年1月以降、海外旅行、訪日旅行を今年度ほぼゼロの来年4月以降の再開と予測して下方修正した。