★年内に観光目的のインバウンドで実証実験

　岸田総理、「行動管理の実行性などを検証」

　第2次岸田内閣の発足に伴い11月10日に会見した岸田総理は、外国人観光客の入国について、「まず年内に団体観光の行動管理の実行性などについて、今、検証を行おうとしている。年内に観光目的の入国について実証実験や検証を行いながら、タイミングを計っていく」と述べ、年内に外国人観光客の入国について実証実験を始める方針を明らかにした。
　斉藤国土交通大臣も11月9日の会見で、観光目的の外国人旅行者の入国について、モニターツアーを実施する方向で調整していると発言した。
　コロナ禍でのインバウンド再開に当たっては、観光庁が昨年度に小規模管理型ツアーの実証実験を行うべく準備を進めていたものの、国内外の感染状況などから実証実験を行えずにここまできた経緯がある。