記事検索はこちらで→
2021.11.08

ウイングトラベル

★グローバルスタンダードに合わせて国際往来再開を

 宿利運輸総研会長、他国に遅れは「ダブルパンチ」

 運輸総合研究所の宿利正史会長は本紙インタビューに対し、国際往来の再開について、「グローバルスタンダードに合わせてやっていくべき」とし、また、デジタルワクチンパスポートやPCR検査などを活用して隔離なしでの往来再開を始めている欧米諸国などを引き合いに、「日本ももっと早く国を開けていくべき」との見解を示した。コロナ禍で1年半にわたり国際往来ができない社会的、経済的影響は計り知れないとし、「他国が動き出して日本が遅れるのはダブルパンチだ。コロナ禍で内向きになっている上に、再スタートまで遅れるのは、決して日の出の勢いではない日本経済からすれば非常にまずい」として、先進諸国に遅れを取らないよう早期に国際往来を再開すべきとの考えを示した。そのために必要なツールとなるのがデジタルワクチンパスポートだとして、年内の早期導入を改めて求めた。