★日本帰国・入国時の隔離、最短3日間に短縮へ

　政府が最終調整、当面ビジネス目的などに限定

　日本政府が日本帰国・入国時の隔離期間を現行の最短10日間から3日間に短縮する方向で最終調整していることがわかった。当面はビジネス目的の渡航などに限定して隔離期間を短縮し、レジャー目的については隔離短縮の対象外とする。また、海外から日本への外国人の新規入国者についてもビジネスや留学目的などに限定して受け入れを再開する方向だ。近く正式発表する見通し。
　欧米をはじめアジアでもタイやシンガポールが先行して国際往来の再開に踏み切る中で、日本ではネックとなっている隔離措置をどう緩和、免除していくかが最大の焦点となっていた。当初14日間だった隔離期間は、10月1日から一定条件のもとで最短10日間に短縮されたものの、ビジネス往来でも10日間の隔離期間は長く、日本の国際往来の再開は遅れており、隔離の免除や緩和を求める声が経済界などから挙がっていた。