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2021.11.02

ウイングトラベル

★JNTO、ドバイとメキシコに事務所を開設

 中国・成都やスウェーデンでの展開も計画

 日本政府観光局(JNTO)は新たにドバイとメキシコの2カ所に海外事務所を開設すると発表した。訪日外国人旅行者と消費額の上積みに向け、高所得者層誘客市場として大きな成長が期待できる中東地域と中南米地域の体制を強化する。さらに今後は中国内陸部や北欧市場へのプロモーション強化に向けて、中国の成都とスウェーデンのストックホルムでの事務所開設を計画している。
 ドバイ事務所は11月15日に開設。所長には菊池朋子氏が就任する。また、メキシコ事務所は2022年2月をメドに開設する。所長には山田麻須美氏が就任する。2事務所の開設によりJNTOの海外事務所ネットワークは合計24カ所となる。

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 日本政府は2030年に訪日外国人旅行者数6000万人、訪日外国人旅行消費額15兆円などの目標を掲げている。これまでにアジア、欧州、北米、豪州に事務所を展開し活動しているが、新事務所の開設で中東と中南米地域での活動を強化することで、目標実現に近づけていきたい考えだ。新事務所では今後、日本向けツアーの現地旅行会社による企画・販売の促進や海外現地メディアを通じた広報活動、市場分析・マーケティング、一般消費者への観光情報発信、国際会議等の誘致・開催支援などに関する活動を行う。
 

※写真=JNTOのドバイ事務所長に就任する菊池朋子氏(上)とメキシコ事務所長に就任する山田麻須美氏