★HIS、最終赤字530億円に倍増予想

　通期業績予想を発表、2期連続の赤字・無配

　エイチ・アイ・エス（HIS）は10月30日、2021年10月期の通期連結業績予想を発表し、当期純損失は530億円と過去最大規模に膨らむとの見通しを発表した。コロナ禍で2期連続の最終赤字となる見通し。当期純損失は前期の250億3700万円から今期は530億円へと約2.1倍に倍増する見通しとなっている。この結果、前期に続き今期も無配とする。
　通期連結売上高は、前年比70.9％減の1250億円と前期に比べてさらに7割減に落ち込む見通し。前期は第1四半期（19年11月〜20年1月）を中心にまだコロナ禍前で売上が上がっていたが、今期は期初からコロナの影響が直撃したため。