★デルタ航空、第3四半期決算は12億ドルの黒字

　国内線収益急回復も太平洋路線の回復は限定的

　デルタ航空（DAL）がこのほど発表した2021年第3四半期（7〜9月）決算は、営業収益が91億5400万ドル、純利益が12億1200万ドルとなった。新型コロナウイルスの影響がなかった2019年第3四半期との比較では、営業収益が27％の減少、純利益は19％の減少となった。
　収益面では米国国内線の旅客収益が19年比72％まで回復。第2四半期から16ポイント増加した。国際線はラテンアメリカ線が84％まで回復、大西洋路線が国境閉鎖解除により、35％まで回復した。その一方で太平洋路線の収益は引き続き回復スピードが遅く、現在も必要不可欠な旅行だけに限定されているため、回復率は20％にとどまった。