★ワクチン・検査パッケージで早期人流正常化を

　日観振、「観光再起動実現」へ政府に緊急要望

　日本観光振興協会（日観振）は10月15日、斉藤鉄夫国土交通大臣のもとを訪れ「ワクチン接種の進展に伴う観光再起動に向けた緊急要望」を手交した。要望書ではワクチン・検査パッケージの活用による早期の人流正常化の実現。Go Toトラベル事業を始めとした観光需要喚起策の再開と継続的な実施。そして、国際交流の円滑化に向けた隔離期間のさらなる緩和実現を求めた。
　要望書を手渡した日本観光振興協会の山西健一郎会長は「コロナ禍で観光業界は深刻な状況を迎えている。ぜひ政府からも力強い後押しをお願いしたい」と求めた。
　これに対して斉藤国土交通大臣は「Go Toトラベル事業の再開については業界、国民から強い要望があることは承知しており、これからの経済再生の起爆剤となる事業であると認識している。一方で感染拡大防止対策も安全・安心な旅行を実現するために非常に重要である。Go Toトラベルの再開については感染状況を見極めながら、ワクチン・検査パッケージの技術実証の結果をみながら、できるだけ早く検討したい」と述べた。

　帰国時隔離措置、撤廃を強く要望
　ワクチン接種証明書の着実な運用を