★世界の各市場、日本との往来再開を慎重に予測

　JNTO、訪日旅行意欲維持へ地道なプロモ展開

　9月14日、15日にかけてオンラインで開催されている日本政府観光局（JNTO）のインバウンド旅行振興フォーラムではJNTOの海外事務所からコロナ禍における各市場の現状や外国旅行市場再開への見通し。そして、訪日旅行における今後の需要動向について説明が行われた。国際交流後いち早い需要回復が期待される東アジア市場においては訪日旅行を希望する意欲は高まっている。しかしながら、出入国に関する規制緩和の動きに関して慎重となっていることから、本格的な旅行再開には一定の時間が必要であるという見通しが示された。
　一方で近隣国間における旅行再開の動きが見られている欧州市場でも旅行先としての日本への関心は依然として高い水準を維持しており、長距離旅行の中でも日本への旅行を待ち望んでいる動きが見られているという。
　そうした中でJNTOはSNSを通じた情報発信や旅行会社との積極的な意見交換の実施、旅行イベントへの出展などを通じて、訪日旅行意欲を維持させていくための取り組みに力を注いでいく考えだ。

　中国、訴求力の強いテーマ別プロモを強化へ
　韓国、コロナ後の訪日ゴルフツーリズムを訴求