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2021.08.03

ウイングトラベル

★NAA田村社長、上期暦年「開港年下回る」

 7月は五輪関係でわずかながら需要増加

 成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は7月29日の定例会見で、成田空港の2021年暦年上期の運用状況について、国際線旅客数が過去最低の68万6237人となったことを明かした。成田開港は1978年5月20日であり、この年の暦年上期に当たる「5月と6月を合わせた数字よりも少ない」旅客数だったとして、減退した需要の規模感を示した。一方、国内線旅客数は105万988人となったが、これは本邦LCCが成田に未就航だった2011年上期と同じ水準だという。国内線も成田で本格開始する以前の需要にとどまったとして、航空業界の厳しい状況を改めて示したかたちだ。

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