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2021.07.29

ウイングトラベル

★JOTC、海外旅行再開へキックオフイベント

 菊間会長、12月催行へ商品造成の企画仕入を

 JATAアウトバウンド促進協議会(JOTC)は7月28日、日本人旅行者の海外入国後の隔離措置を緩和している国・地域を対象とした7月30日、8月4日、6日に実施するB2Bウェブセミナーに先立ち、キックオフイベントのJOTCウェビナーを開催した。同イベントには旅行業界関係者1000名がオンラインで参加し、海外旅行再開に向けた関心の高さを伺わせた。同イベントは菊間JOTC会長の挨拶、国際往来再開に向けたロードマップの説明、「世界の潮流」をテーマにパネルディスカッション、ワクチンパスポートの説明、「セイフティトラベル認証」をテーマにパネルディスカションが行われた。
 冒頭、モデレーターを務める菊間JOTC会長は、「本来なら坂巻会長がご挨拶すべきところだが、闘病の末にお亡くなりになり、心よりお悔やみ申し上げる。会員のためのJATA、旅行産業の健全な発展を語った坂巻会長の言葉を大切にしたい」と追悼の意を表した。
 菊間氏は「海外旅行が2020年3月にストップして以来、既に1年4カ月の月日が経っている。海外専業旅行会社はもちろん、世界中の旅行産業が業態や規模の大小に関わりなく、大変な苦境に立たされている。死活問題という言葉では足りないほどの窮地にある」と業界の危機的な状況を指摘した。
 その上で、「旅行業界にとってはコロナが収束し、一刻も早い海外旅行の再開が望まれるが、現在、コロナの勢いはとどまるところを見せていない。ただ、ワクチン接種が進み、先々に明かりが見えてきた。JATAとしては、こうした現状から海外旅行が12月から来年3月にかけて部分的に再開されると見通しのもとにロードマップを作成した」と述べた。

 

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