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2021.07.20

ウイングトラベル

★世界の空港、今年末に約12兆円の損失予想

 コロナ長期化影響、21年旅客数19年比47%減

 世界空港評議会(ACI)は、新型コロナウイルスのパンデミックが長期化していることの影響で、コロナ禍前の予測に比べて、今年末までに50億人の旅客が消失するとの予測を明らかにした。その上で航空交通量が減少したことにより、世界各地の空港は今年末までに1080億ドル(約12兆円)以上もの収入減に見舞われる見通しにあるとした。四半期ごとの収入は徐々に改善するとみられ、今年第1四半期(1-3月)には71.4%減だったところ、第4四半期(9-12月)には37.2%減の水準まで回復すると予想した。
 欧米、中国といったワクチン接種が進展した一部の国・地域では国内線需要が急速に回復している。こうしたことからACIは2019年の水準と比較すると、旅客数は年末までに47.3%の減少した水準まで戻ると予想。国内線旅客需要が国際線に比べて早期に回復することによって、2021年末には旅客数が33億人近くに達する見込みだという。これは2019年実績とくらべて61.4%の水準だという。

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