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2021.07.09

ウイングトラベル

★IATA、5月の旅客需要は19年比62.7%減

 国際線需要は4月より若干改善、国内線需要も回復進む 

 国際航空運送協会(IATA)が7月7日(ジュネーブ現地時間)に公表した今年5月の世界の国際線・国内線の平均航空旅客需要動向によれば、旅客需要を表すRPKはコロナ禍前の2019年5月の実績と比較して62.7%減となった。座席供給量を表すASKは53.7%減となり、この結果、搭乗率は15.9ポイント低下した65.8%に留まった。
 IATAは5月の航空旅行需要について、国際線・国内線ともに前月に比べてわずかに改善したと分析しつつ、一方で航空交通量はパンデミック前の水準を大きく下回っていることに言及。とくに国際線は政府による大規模な渡航制限の影響を受け、その回復が遅れているとの見方を示した。
 ワクチン接種が世界各国・地域で徐々に進展してきているものの、一方で国・地域によって感染拡大状況に激しい温度差がみられるなど、国際線ネットワークの回復は遅れている。

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