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2021.05.11

WING

ロッキード、領域横断した第5世代機間通信に成功

F-22と5機のF-35、U-2等がリアルタイムでデータ共有

 

 ロッキード・マーティンは5月3日(米国カリフォルニア州現地時間)、ロッキード・マーティン・スカンクワークスとミサイル防衛局(MDA)、米空軍の3者が、U-2偵察機1機とF-22戦闘機1機、そしてF-35戦闘機5機を飛行間にリンクし、第5世代機のデータを地上オペレーターにリアルタイムで提供することに成功したと発表した。
 「プロジェクト・ヒュドラ」と名付けられた今回の実証飛行では、U-2に搭載したオープンシステムゲートウェイ(OSG)ペイロードを用いて、F-22のイントラ-フライトデータリンク(IFDL)とF-35の多機能先進データリンク(MADL)を介してF-22と5機のF-35を接続。全ての航空機および地上ノードとの間でデータを共有することに成功した。

 

※写真=プロジェクト・ヒュドラの概念図。U-2のLOSおよびBLOSデータリンク機能を活用することで、データを直接戦術的ユーザに、またはC2ノードに地球規模で共有することができる様になったと説明している(提供:ロッキード・マーティン)