防衛省、ワクチン接種センター東京設置へ

高齢者の早期接種へ、大阪でも設置方針

　岸信夫防衛大臣は4月27日の閣議後会見で、防衛省・自衛隊による新型コロナウイルス感染症対応として、医官や看護官などによる組織的な活動を可能とする「大規模なワクチン接種センターを東京都へ設置・運営する」方針を明らかにした。このセンターは、5月24日の開設を目標として、3ヵ月間設置していく。また大阪府を中心とした関西地域も、人口が集中し感染拡大が顕著であるため、同様の施設設置を検討しており「適切な支援を行っていく」と、自衛隊を派遣する考えを示した。
　これは同日の閣議で、内閣総理大臣指示によって決まった。菅義偉総理からは、特に東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県には、全国の高齢者約3600万人の4分の1に当たる約900万人が居住し、全国に与える影響が大きいため、国として同地域のワクチン接種を強力に後押しする接種センターを設置するよう指示があったと説明した。さらに、・・・