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2021.04.27

WING

ANAHD、2050年に航空機排出CO2を実質ゼロに

SAF、機材技術革新など4本柱で排出量削減目標深掘り

 ANAホールディングスは4月26日、2050年には航空機の運航で発生するCO2排出量総量を実質ゼロとするなど、中長期環境目標の取り組みを深掘りするかたちで刷新したことを発表した。
 政府は去る4月22日、2030年度の温室効果ガス削減目標を2013年度比で46%に引き上げると、従来の26%削減という目標から大幅な引き上げを発表。欧米や中国など、各国が温室効果ガス排出削減に向けて野心的な目標を掲げるなか、日本としても環境対策で世界をリードする狙いを示した。一方で菅首相は50%削減という更なる高い目標を目指すことも表明するなど、温室効果ガス削減に向けた取り組みを加速するとした。
 こうした世界、日本国内の流れを受けて、ANAホールディングスとしても従来以上の温室効果ガス削減に取り組む。同社は2012〜2020年中期環境計画「ANA FLYECO 2020」を策定したほか、昨年7月には「2050年までに航空機の運航におけるCO2排出量50%削減(2005年比)」とした環境目標を設定していた。
 前述したように、2050年度までに航空機の運航におけるCO2排出量実質ゼロを実現する方針で、・・・・・。

 運航以外でも2050年に実質ゼロ目標
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