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2021.03.19

WING

エアバス/ロールス・ロイス、100%SAF使用向け共同プロジェクト

A350-900投入して地上・飛行試験プログラムスタート

 エアバスとロールスロイス、そして持続可能な航空燃料(SAF)を製造するネステの3社は、ドイツの研究機関DLRと共同で、広胴機に100%持続可能な航空燃料(SAF)を搭載して、世界で初めて飛行中の排出ガスに関する共同研究プロジェクト「Emission and Climate Impact of Alternative Fuels」(ECLIF3)を立ち上げた。
 同プロジェクトはロールス・ロイスのTrentXWBエンジンを搭載したA350-900を用いて、100%SAF燃料を投入して、地上と飛行中に排出ガスを検証する。調査結果はエアバスとロールス・ロイスが現在進めている、航空業界の脱炭素化に向けた取り組みの一環として、SAFの大規模な使用に向けた準備を支援するものだという。
 今週にはエアバスの本拠地である仏・トゥールーズにある施設で、100%SAFを使用した場合の機体システムとの運用互換性を確認するべく、初飛行を含む燃料クリアランスのエンジンテストがスタートした。
 また、4月から今秋にかけてDLRが保有するファルコン20-E「チェイスプレーン」を使用して、・・・・・・・・。

※写真=エアバス、ロールス・ロイス、ネステの3社が100%SA