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2021.03.19

WING

航空局、羽田の固定化回避で選択肢6つへ絞り込み

実現への課題対応など検討、安全運用と騒音軽減目指す

 国土交通省航空局は「第3回羽田新経路の固定化回避にかかる技術的方策検討会」を3月17日に開き、昨年末の前回検討会で選出した12の技術的選択肢のうち、6方式に絞り込んで検討を進めることを決めた。今後は6つの技術的選択肢について、課題解決方法や必要な要件などを抽出。さらなる絞り込みも踏まえつつ、新たな技術の実現可能性などを検討していくとし、安全な運用と騒音軽減に効果的な飛行経路の可能性を追求していく。
 このほど行った技術的選択肢のメリットとデメリットの整理では、処理能力の確保を当然の前提条件とした上で、羽田空港で多数の航空機を安全に運用できることと、騒音軽減効果があることといった2つの観点で比較・検討を行い、飛行経路の固定化回避を実現できる方式となり得るか判定した。特に安全性については、羽田空港のA・C滑走路への同時進入時の基準策定や、進入機同士の安全間隔など検証・検討が必要だとした。
 その結果、GPSを使用する5番目の「RNP-AR進入方式」、・・・・・。

 海外事例調査、夜間のみの経路や防音壁で騒音軽減