記事検索はこちらで→
2021.03.18

WING

空港制限エリア自動走行、レベル4実証を21年度開始へ

先行導入空港・エリアなど選定へ、課題抽出で対応策検討

 航空局は空港の制限区域内を走行するランプバスやトーイングトラクターについて、2021年度からレベル4相当(高度運転自動化)の無人自動走行実証実験を開始する方針を固めた。航空局では2025年度までを目途として、空港制限区域におけるレベル4相当の無人自動走行実用化を目指すことにしており、2021年度から実証実験をスタートして課題の洗い出しをする。さらに、抽出された課題に対する対応策の検討を行っていく考えだ。
 航空局は2018年度から空港制限エリア内における無人自動走行の実現に向けた検討を進めてきており、ランプバスやトーイングトラクターの実証実験を進めてきている。これまでに羽田、成田、中部、仙台、佐賀空港でレベル3相当(条件付き運転自動化)の様々な実証実験を繰り返してきた。2020年度にはランプバスの自動走行として、羽田空港で働く従業員を乗せたかたちでの試験運用を行なったほか、トーイングトラクターについても佐賀空港で手荷物搬送の試験運用を行なった。さらに羽田空港に自動走行に使用する磁気マーカーを敷設したほか、3Dマップの作成、さらには空港運用業務指針の改正に踏み切るなど、実用化に向けて着々と準備を整えている。
 そうしたなか航空局は、レベル4相当の自動運転導入に向けて・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 レベル3相当実証、導入空港拡大へ
 新規参入事業者も随時受付

※写真=ランプバスやトーイングトラクターのレベル4相当導入向け21年度に実証実験。写真はレベル3相当のランプバス実証の様子(2020年1月撮影)