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2021.03.15

WING

コロナ影響で乗継便”ミニマムコネクト”に変化も

OAG、航空会社や空港戦略に影響可能性指摘

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、空港における乗り継ぎ便への”ミニマムコネクト”(最低乗り継ぎ時間)が変化することによって、航空会社の路線ネットワーク戦略に影響が生じるかもしれない――。英国でフライトデータサービスなどを提供するオフィシャル・エアライン・ガイド(OAG)社のジョン・グラント氏は、こう警鐘を鳴らした。
 乗り継ぎ便への誘客は航空会社にとって重要な戦略だ。航空会社は自らのハブを経由して、乗り継ぎ便を利用してもらえば、その分収益も大きくなる。例えば、米国の3大フルサービスキャリアは収益における乗継便が占める割合が高く、とくにデルタ航空は乗継便収益が大きなウェイトを占めている。こうした航空会社は”スーパーハブ”を構築し、様々な国際線サービスを特定の時間帯に到着させ、国内線ネットワークにトラフィックを供給することで、ハブネットワークを支えている。・・・

 

※写真=OAGは空港における検査体制が厳しくなるなど、ウィズ・コロナ、コロナ後におけるミニマムコネクトが変化する可能性を指摘。航空会社、空港のなかには戦略変更を余儀なくされるケースも