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2021.03.15

WING

岸防相、日米2+2で忌憚ない意見交換、同盟強化期待

地域の覇権狙う中国見据え、防衛協力強化など議論

 岸信夫防衛大臣は3月12日の閣議後会見で、米国のロイド・オースティン国防長官およびアントニー・ブリンケン国務長官訪日を機に開催する日米「2+2」について、バイデン政権発足後の間もない時期に、国防長官および国務長官の最初の海外訪問先が日本であることに「米国が日米同盟を重視している表れ」と述べて期待感を示した。さらに忌憚のない意見交換を行うとして「日米同盟の抑止力・対処力の強化につなげたい」と意欲を見せた。
 米国の重責を担う閣僚の訪日に当たり、岸大臣はオースティン長官と対面として初の日米防衛相会談を行う。この会談では、インド太平洋地域の最新情勢や、日米防衛協力推進を含む日米同盟強化のための議論を行う予定だとした。その後、茂木敏充外務大臣とブリンケン長官を合わせた4人による「2+2」では、一層厳しさを増す地域の安全保障環境や、日米同盟の抑止力・対処力の強化に向けた協力などについて、・・・

 

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