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2021.03.12

WING

エアバス、宇宙で衛星製造する「軌道工場」研究開始

宇宙でモノづくり、宇宙システム設計・運用が激的変化へ

 エアバスは3月11日(ブレーメン現地時間)、欧州委員会から「Horizon2020」プログラムを通じて、宇宙空間で衛星などの大型構造物を製造する研究プロジェクト「PERIOD(PERASPERA In-Orbit Demonstration)」の契約相手方に選定されたことを発表した。このプロジェクトは軌道上で衛星の組立および製造に焦点を当てた「軌道工場」を構築することを目指すもの。プロジェクトの初期フェーズ(A/B1)の研究契約は300万ユーロ相当で、契約期間は2年間。
 「PERIOD」で構想している「軌道工場」は、アンテナ反射板などの主要部品の製造、宇宙船部品の組み立て、衛星ペイロードの交換などを宇宙空間で直接行うもの。将来的には軌道上で大型構造物を製造することの先駆けとなることを目指す。
 エアバスでは軌道上で直接製造することで、・・・・。

※画像=軌道工場のイメージ(提供:エアバス)