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2021.03.05

ウイングトラベル

★コロナ対策の共通プラットフォーム構築を

 JATA経営フォーラム海外旅行分科会で提言

 去る2月26日のJATA経営フォーラムで開催された海外旅行分科会では、「コロナ後の海外旅行商品の考察」をテーマにパネルディスカッションがオンラインで開催された。モデレーターはジャルパックの江利川宗光社長が務め、パネリストに旅工房の高山泰仁会長兼社長、阪急交通社は酒井淳社長、ワールド航空サービスの松本佳晴社長が出席した。
 海外旅行分科会では、管理型旅行で海外旅行の再開に風穴をを開けるものの、旅行各社が経営環境が悪化している中で、その後のウィズコロナ、ポストコロナ期に向けて、コロナ対策は業界全体、JATA中心で共通プラットフォームを構築することを提言した。
 分科会では、海外旅行再開への行程を1.管理型旅行期(突破口)2.市場回復移行期(withコロナ期)、3.平常期(ポストコロナ期)の3段階に分けで議論を進めた。
 モデレーターの江利川氏は、管理型旅行期は旅行形態が極めて限られ、旅行先の国・地域・旅行者数の制約を考えると事業継続性は難しく、突破口の段階とし、withコロナの市場回復移行期が事業継続性を担保し、収益と一定の人数を送客する非常に大事な準備期間になるとした。そして、ポストコロナの平常期に再び海外旅行ブームを巻き起こして、業界全体の発展に繋げていくことを示した。

 

※写真=JATA海外旅行分科会の模様

 

 高山氏、ポストコロナの海外旅行ブーム確信
 自社の強み見つめ直し、原点回帰で考える
 酒井氏、オペレーター含む仕入が問題に
 海外旅行回復初期段階は旅行業界で協働を
 松本氏、管理型は安心担保の添乗員付ツアー
 旅行・航空・ツアオペ業界でチャーター商品
 高山氏、アプリ共同開発で若者の海外旅行を
 デジタルとヒューマニズムのハイブリッドで
 酒井氏、共通の現地コロナ対策の体制必要
 松本氏、旅行業界で安全プラットフォームを
 高山氏、トラベルコンシェルジュとして向上
 酒井氏、顧客との接点維持がポイント
 松本氏、ポストコロナへ市場は二極化へ
 江利川氏、旅行業界全体で共通コロナ対策を
 ポストコロナへDXとヒューマン価値提供