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2021.02.05

ウイングトラベル

★産業雇用安定助成金開始、1月出向から助成

 厚労省、中小企業在籍出向に1日1人1.2万円

 厚生労働省は「産業雇用安定助成金」を創設し、2月5日から施行した。助成金は1月1日からの出向に対して助成する。新型コロナウイルス感染症の影響により事業活動の一時的な縮小を余儀なくされた事業主が、在籍型出向により労働者の雇用を維持する場合に、出向元と出向先の双方の事業主に対して助成する。
 助成率・助成額は、まず出向運営経費として、出向元事業主と出向先事業主が負担する賃金、教育訓練、労務管理に関する調整経費など、出向中に要する経費の一部を助成する。
 助成率は出向元が労働者の解雇などを行っていない場合は中小企業が9/10、中小企業以外が3/4、出向元が労働者の解雇などを行っている場合は中小企業が4/5、中小企業以外が2/3。上限額は出向元・先の合計で1日1万2000円。

 

 コロナ禍の雇用維持へ在籍型出向を支援
 第1回支援協議会を17日開催、専用ページ開設

 厚労省はコロナ禍での雇用維持を目的とした在籍型出向の取り組みを支援するため、地域の関係機関等と連携することなどにより、出向情報やノウハウの共有、出向の送り出し企業や受け入れ企業の開拓などを推進している。

 

※厚生労働省の在籍型出向支援専用ページURL
https://bit.ly/3pPdrUk

 

※図=在籍型出向の形態