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2021.01.21

ウイングトラベル

★2020年の訪日外客数、87.1%減の411.6万人

 コロナ禍で過去最大の減少幅、12月97.7%減

 日本政府観光局(JNTO)が発表した2020年の訪日外客数は、前年比87.1%減の411万5900人となり、世界的な新型コロナウイルス感染拡大を受けて、過去最大の落ち込みを記録した。また、2020年12月の訪日外客数は、前年同月比97.7%減の5万8700人と15カ月連続で減少し、実数は2カ月連続で横ばいを続けている。さらに、日本での新型コロナウイルス感染者の再拡大で、水際対策が再び強化されたことにより、2021年1月はさらなる落ち込みが予想される。
 コロナ禍の影響は2020年1月下旬以降から始まり、2月以降から水際対策が強化されたことに伴い、訪日外客数は激減した。
 7月以降、国際的な人の往来再開に向けた措置が段階的に進められ、10月1日からビジネストラック、レジデンストラックの運用開始で入国が限定的ながら再開されたが、観光目的での入国は現在まで認められていない。

 

 韓国49万人、中国107万人と唯一100万人台
 台湾86%減の69万人、香港85%減の35万人
 タイ88.3%減の22万人、シンガポール88.8%減
 ベトナム、ビジネス好調で69.2%減の15万人
 豪州77%減の14万人、米国87%減の22万人
 欧州、変異株発生で12月以降、再び冷え込む

※表=2020年及び2020年12月の地域別訪日外客数推計値(JNTO提供)