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2021.01.07

ウイングトラベル

★旅行の感染リスク、若年・男性高く老年・女性低い

 経済産業研究所分析、Go Toは低リスク旅行推進を

 独立行政法人経済産業研究所は、旅行と新型コロナウイルス感染リスクの関係について、第三波による拡大前のアンケート調査を使って分析した結果を公表した。それによると、旅行は感染リスクに有意な影響を与えているが、旅行の感染リスクが高いのは若年、男性、感染拡大地域在住、友人・知人との直接接触が多い属性を持った人で、老年世代、女性、非感染地域在住、知人との直接接触を抑制した属性の人の旅行は相対的には低リスクないしは有意なリスクではなかったことが示された。

 

 Go Toトラベルを自粛すべきは若年層だった
 曜日・祝祭日別などの条件付きで安全高まる

 こうしたことから、旅行が感染リスクにつながることは、平均的には確かなことだが、終息前に実施するなら、より低リスクの旅行が推進されるように、Go Toトラベルキャンペーンを運用すべきとした。
 また、推測として、老年世代の感染リスクが低いのは、この世代には引退世帯が多いことから、平日などの比較的混雑が避けられるタイミングで旅行を実施できた可能性が高かったからかもしれず、Go To トラベルの補助に曜日や祝祭日別の条件を付けることで、より安全だった可能性があると指摘した。