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2021.01.07

WING

AFLCMC、2機目のB-52Hモスボール機を現役復帰

砂漠で10年間保管の機体、B-52の76機体制完成へ

 米空軍ライフサイクル管理センター(AFLCMC)は1月6日(米オクラホマ州現地時間)、モスボール保管していたB-52H戦略爆撃機「ワイズガイ(尾翼番号:60-034)」の整備を2020年12月30日に完了し、現役に復帰させたと発表した。B-52Hの現役復帰としては2機目で、米議会が定めたB-52戦略爆撃機76機体制を満たすことになるという。「ワイズガイ」は今後ノースダコタ州マイノット空軍基地の第5爆撃航空団で、現役復帰第1号の「ゴーストライダー(尾翼番号:61-007)」とともに任務に就くという。
 今回現役復帰した「ワイズガイ」は、デビスモンサン空軍基地の第309航空宇宙整備再生群(309th AMARG)において10年間砂漠で保管されていた機体で、現役復帰に向けた整備作業は2018年に開始していた。ちなみに、現役復帰第1号となる「ゴーストライダー」は7年間砂漠で保管された後、2015年に復活。2020年11月時点では4年毎の定期整備(PDM)を受けているとのこと。

※写真=AFLCMCはモスボール保管していたB-52H戦略爆撃機「ワイズガイ」を整備し、現役復帰させた。B-52Hの現役復帰機としては2機目になる(提供:AFLCMC)

※写真=B-52H現役復帰1号機の「ゴーストライダー」。2020年11月時点では4年毎の定期整備中だ(提供:AFLCMC)