記事検索はこちらで→
2020.12.10

ウイングトラベル

★旅行業の休廃業・解散、1-10月に139件と1.4倍増

 TSR調査、コロナで倒産せずとも事業継続を断念

 東京商工リサーチ(TSR)の調査によると、2020年1月から10月までの旅行業の休廃業・解散件数は139件となり、前年同期の97件に比べて1.4倍に急増していることがわかった。コロナ禍で倒産せずとも事業継続を断念した企業の増加が鮮明となっており、とくに小・零細規模の事業者の今後の動向が注目される。

 

 宿泊業の倒産、年間で2011年に次ぐ規模も
 雇調金や特別貸付でしのぐも見通し立たず破産も

 東京商工リサーチ(TSR)によると、11月の宿泊業の倒産件数は8件(前年同月は12件)、負債総額は91.3%減の15億9300万円だった。減少は4カ月ぶり。1月から11月までの累計の倒産件数は113件で、過去10年間では東日本大震災が発生した2011年(134件)に次いで2番目となる可能性が高まった。