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2020.11.24

ウイングトラベル

★感染拡大地域への旅行、3週間めどにGo To対象外に

 知事が判断し政府決定、新規・既存予約とも

 赤羽一嘉国土交通大臣は11月24日午前の閣議後会見で、新型コロナウイルスの感染拡大地域を目的地とする旅行について、都道府県知事の判断で、Go Toトラベル事業の対象から3週間をめどに除外する方針を表明した。現時点で対象除外が検討されているのは北海道の札幌市、大阪府の大阪市。最終的には各知事から西村担当大臣への報告を受けて、関係閣僚会議を速やかに開催し、政府として対象除外を正式決定する。決定したら即日対象から除外され、三週間の暫定期間として対象から除外される見通し。なお、除外となるのは当該地を目的地とする旅行で、当該地を出発する旅行は引き続き対象となる。いわば到着主義で判断する。
 赤羽大臣はGo Toトラベルの対象除外となった場合の具体的な措置について、4点を挙げた。具体的には、「当該地を目的地とする旅行の新規予約を中止する。既存予約についても事業の割引の対象から外す。キャンセル料は旅行者の負担がかからないようにする。予約キャンセルで影響を受ける参加事業者に対して、実損分に当たる旅行代金の35%相当を本事業で負担する」として、こうした措置を講じることにより、旅行者、事業者双方の対象除外に伴う負担を軽減する方針を示した。

 

 赤羽大臣、感染拡大地域への旅行除外「苦渋の決断」
 4000万人利用も陽性187名、感染拡大のエビデンスなし
 事業者は対策徹底、誇りもってGo To参加
 「風評被害を生み出すことは許されない」
 医療負荷を軽減、病床確保のために必要な措置
 ステージ4なら移動自粛も、その前に食い止める

※写真=閣議後会見にのぞむ赤羽一嘉国土交通大臣