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2020.09.03

WING

防衛省、弁護士のハラスメント相談窓口設置

第3者が相談・助言、職員の悩み深刻化防止へ

 防衛省は9月1日から、弁護士によるハラスメント相談窓口を設置し、相談しにくい職員の悩みの深刻化を未然に防ぎ、ハラスメント防止を推進する。これは、防衛副大臣を委員長としたパワー・ハラスメント防止検討委員会の取り組みの一環。第3者の弁護士による相談窓口を設置することで、相談者である防衛省職員が相談しやすい環境を醸成する。
 この相談窓口では、弁護士が職員の個別相談を行って、助言するとともに、相談者の同意を得た上で、同省で事実確認のための調査を行う。電子メールによる相談を基準とし、必要に応じて電話対応を実施する。相談の流れとしては、職員が窓口弁護士へ相談のメールを送ると、弁護士が詳細な内容の聞き取りを行い、相談者へアドバイスなどを伝える。さらに弁護士は、事前に相談者の了解を得た上で、服務管理官付へ事実確認を依頼すると、事実確認結果を得た時点で、相談者へ結果を通知するという仕組みだ。・・・