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2020.09.02

WING

「必ずリカバリーできるタイミング来る」

JALの畝川氏、需要回復期に備え連携、準備を

 日本旅行業協会(JATA)は、オンライン商談会とウェブセミナーを同時開催する「JATAオンライントラベルマート」を7月末から順次開催してきたが、最終日となる本日9月2日のウェブセミナーには、国内外のエアライン15社が登壇する。先陣を切って登壇した日本航空(JAL)国際旅客販売推進部の畝川直之企画業務グループ長は、「コロナ禍を経て、お客様の判断軸、飛行機に乗る時の検討材料は、価格よりもいかに安全かに明らかにシフトしている」とした上で、「JALの取り組みは、間違いなく顧客の期待に応えられる。日々新たな取り組みを加えている。しんどい時期だが、皆さんと一緒になって顧客に向き合っていけば、必ずリカバリーできるタイミングが来る。その時のために、今の連携や準備がとても大切だ」として、需要回復期を見据えて連携し準備を進めようと旅行業界関係者に呼びかけた。
 「少しでも安心してJALの翼をご利用頂きたい」として、空港、機内搭乗時、機内、到着後と、顧客の動線に沿ってJALが行っている感染拡大防止策を説明した。
 畝川氏は「空港も様変わりしている」として、チェックイン時に顧客が触れる機器の定期的な清掃消毒や、カウンターへのパーティション設置、列に並ぶ際のソーシャルディスタンス確保の徹底、地上係員もマスクやフェイスシールドを着用するなどの対策を実施。保安検査場ではサーモグラフィーによる検温、消毒液が設置されている。・・・

 

「飛行機は一番空気が早く入れ替わる乗り物」
高度な機内換気性能、「安心して利用できる」

 

JAL、予約変更料金無料キャンペーンを実施中
片道運賃の設定拡大、赴任などのニーズ対応

 

※写真=JAL国際旅客販売推進部の畝川直之企画業務グループ長

 

■ANA Care Promiseで新たなスタンダード構築
ANAの藤崎氏、優先搭乗サービスも一時中止

 

空港検疫、抗原検査で待ち時間1.5~4.5時間
9月めどに1日1万3300人検査能力へ拡充方針

 

ANAの国際線運航便数631便、計画比で12%
いましばらくは我慢の時も、潜在需要は高く


※写真=ANA観光アクション部の藤崎良一部長