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2020.07.07

WING

米予備役軍団C-17が独立記念日の記念飛行

先日殉職したF-16CMパイロットを追悼

 米予備役軍団は7月5日(米国現地時間)、サウスカロライナ州・チャールストン統合基地の予備役航空隊員が、7月4日の独立記念日イベントの一つである「サルート・フロム・ザ・ショア」の一環として、C-17輸送機で記念飛行したと発表した。
 飛行には第315空輸航空団のC-17のほか、マッケンタイア統合州兵基地・第169戦闘航空団のF-16戦闘機2機、民間所有のP-51戦闘機が参加。13時から始まったフライオーバーは、マートルビーチ付近から沿岸を下り、ヒルトンヘッド島付近で終了し、多くの人々が飛行を通じて軍人およびその家族らに敬意を表すとともに、愛国心を感じることが出来たとのこと。
 また、この飛行には去る6月30日にショウ空軍基地所属F-16CM戦闘機の墜落事故で殉職した、第77戦闘飛行隊デヴィット・シュミッツ中尉に捧げるものでもあったという。シュミッツ中尉はF-16CMのパイロットになる前にC-17のロードマスターを務めており、C-17のパイロットであるデニス・コナー大尉は「(C-17で)国旗を掲揚してデヴィットを追悼でき、彼が搭乗した機体らで飛行したことは私やクルーにとって忘れられないものだ」と語った。

 

※写真=第315空輸航空団のC-17が独立記念日イベントの一環として記念飛行を実施し、同フライトを先日殉職したF-16CMパイロットのデヴィット・シュミッツ中尉を追悼した(提供:米予備役軍団)

※写真=「サルート・フロム・ザ・ショア」として、サウスカロライナ州の沿岸を飛行した(提供:米予備役軍団)

※写真=シュミッツ中尉はF-16CMに搭乗する前はC-17のロードマスターを務めていたという(提供:米予備役軍団)