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パトリア、11月末までに陸自提案中の装輪装甲車輸送
来年には日本側担当者を運用・整備方法訓練
パトリアは7月2日(フィンランド現地時間)、新たな社内報を公開した。そのなかで陸上自衛隊の次期装輪装甲車の候補として同社が提案しているAMVXP8輪装輪装甲車について、日本が購入した試験用車両2両は、今年11月末までに日本へ輸送することを明らかにした。車両が日本に到着次第、陸自の各種装備品を取付ける。さらにパトリアは2021年に日本の試験担当者に対し、車両の運用および整備方法を訓練するとしている。
なお次期装輪装甲車は、陸自96式装輪装甲車(WAPC)の後継として、防衛装備庁が三菱重工・機動装甲車、GDLS・LAV6.0、パトリア・AMV、の3車種を選定。試験車両を購入の上で、2022年から1年かけ各種試験を実施して、2022年度末に選定する。
次期装輪選定作業、国際市場に門戸開いたと評価
「装輪装甲車400両の調達方法はまだ不明」
パトリアは社報で、日本は400両の装輪装甲車の取得について国際市場に門戸を開いたとし、他分野で日本市場への参入を模索してきたパトリアにとって、装甲車は最も可能性が低い分野だが歴史的なチャンスであるとの認識を示した。・・・
※写真=パトリアが次期装輪装甲車の候補として提案・日本で選定作業を行うAMVXP8輪装輪装甲車(提供:パトリア)
※社報ダウンロードページ参照URL=https://www.patriagroup.com/newsroom/news/2020/new-patria-magazine-has-been-published