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2020.03.09

ウイングトラベル

中・韓到着便を成田・関空限定で週530便に影響

赤羽大臣「相当程度、人の移動減少。影響注視」

 政府が3月9日午前0時以降に香港・マカオを含む中国、韓国を出発する航空旅客便の到着空港を、当分の間、成田空港と関西空港に限定する措置を講じたことによって、影響を受ける便数が、中国・韓国便合計でおよそ週530便に達することが明らかになった。3月6日の午前の閣議後会見で赤羽一嘉国交相が明らかにした。
 赤羽大臣は、中国関連路線では「現在(3月6日現在)運航しているのは全国で週約440便、そのうち当該措置により影響を受ける成田、関空以外の便は14空港で、週約230便」に達するとの見通しを示しつつ、一方の韓国関連路線では、「現在運航しているのは全国で週約620便、そのうち、成田、関空以外の便は15空港で、週約300便」との見方を示した。
 赤羽大臣によると、新型コロナウイルスの感染が拡大する前と比べ、「中国便は約8割減便している」一方、韓国便は「(感染拡大前と比べて)全体で約3割減便」された状態になっているという。
 また船舶の運航については、「現在、日中間においては、旅客運送が休止中。日韓間は、現在、釜山と、大阪・博多・比田勝(ひたかつ)との間に旅客運送が行われており、当該措置により影響を受けるのは週約30便」としている。