記事検索はこちらで→
2020.02.07

WING

JAL、予約発券の新標準規格「NDC」導入へ

高速・大容量化で旅行会社にも映像情報提供

 日本航空(JAL)は2月6日、新しい規格の予約発券データ「New Distribution Capability(NDC)」を2020年度第1四半期中に導入することを決定した。このNDCは、国際航空運送協会(IATA)が推奨する規格。これを活用することで各国の旅行会社システムと送受信するデータを高速化・大容量化することができる。旅行会社のホームページにも、JALのサービス関連写真や動画などのコンテンツを表示することが可能になる。
 JALは、旅客サービスシステムの契約相手であるAmadeus IT Group S.A.と、NDC基盤システム開発について契約を締結した。NDCの導入には、旅行会社システムと接続するため、コンテンツアグリゲーターと呼ばれる中間業者のトラベルフュージョン社との接続から開始する。その後、ほかのコンテンツアグリゲーターや、Global Distribution System(GDS)、NDCを活用する旅行会社などと接続を広げて、NDC規格による販売を拡大する。・・・

 

※図=JALはNDC基盤を通じて各旅行会社などと接続。映像データの送受信が可能になり、将来的には図のような予約画面も可能だ(提供:JAL)