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2020.02.07

WING

川崎重工、Trent1000問題で営業外費用65億円

 川崎重工は2月6日、同社がリスク&レベニューシェアリングパートナーとして参画しているロールス・ロイス製Trent1000プログラムに関連して、2020年3月期決算において、営業外費用として約65億円を計上した。
 787搭載用エンジンであるTrent1000は、中圧圧縮機で問題が発生。これにより、世界各地で大量の787型機が運航停止になり、日本でも同エンジンを採用している全日空(ANA)で大量の欠航便などが発生してしまった。
 ロールス・ロイスは昨年11月、対策部品の適用遅れなどによって、更なる追加費用が発生するとの見通しを示しており、Trent1000プログラムにリスク&レベニュー・シェアリングパートナーとして参画している川崎重工として、追加費用の一部を負担することになったとしている。

 

※写真=Trent1000問題で川崎重工は約65億円の営業外費用を計上。写真はTrent1000を搭載するANAの787