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2020.01.22

WING

ボーイング、737MAX運航再開は20年半ばに

まだまだ続くMAXの運航停止措置

 ボーイングは1月21日(米国現地時間)、運航停止中の737MAXについて、2020年半ばになるだろうとの見通しを明らかにした。昨年3月の運航停止措置以降、越年どころかどうやら今年半ば頃まで、この措置が続くことが濃厚となってきた。
 ボーイングは737MAXの運航停止以降、運航再開を最優先事項に掲げて、取り組みを進めてきた。ただ、調査の過程でボーイングや米連邦航空局(FAA)における組織、あるいは文化的な「問題」が明らかにするなど、この問題の根がより深いところにあることが分かってきた。
 そもそも同型機の運航停止は、MCASソフトウェアに問題があることが明らかになったが、ボーイングがその改修ソフトウェアを作成するものの、依然認証されず。欧州航空安全庁(EASA)などが、なかなか首を縦に振らない状態が続いている。
 今回、運航再開の見通しについてボーイングは2020年半ば頃との見通しを示したものの、運航再開の時期を決定するのは、あくまでFAAおよび世界の規制当局であることを強調。一方で顧客であるエアライン、さらには737MAXのサプライヤーらの運航や生産計画策定に向けて、現時点における737MAXの運航停止措置解除の見通しを示したかたちだ。今回の見通しは、ボーイングのこれまでの経験に基づく見通しとしている。
 なお、・・・

 

※写真=ボーイングは737MAXの運航再開見通しを今年半ばと予想