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2019.10.08

ウイングトラベル

北方四島へ初のビザなし観光パイロットツアー

ワールド航空主催、各省関係者や医者等も同行

 観光庁と外務省は、北方四島での共同経済活動の一環として、北方四島のうち国後島と択捉島を訪れる観光パイロットツアーを10月11日〜16日まで実施すると発表した。主催者はワールド航空サービスで、一般旅行者約40名のほか、観光庁と外務省の職員、医者と看護師も同行し、約50名が訪問する。ツアーに医者等が同行するのは特例的であり、参加者の体調不良時等に備え、現地の病院にかかれないことから同行することにした。また、今回のツアーはビザなし渡航となり、交流事業などではなく一般の観光ツアーによる北方四島へのビザなし渡航は今回が初めてとなる。
 北方四島への観光パイロットツアーは、去る6月29日にG20に合わせて大阪で開催された日露首脳会談で、北方四島における共同経済活動として、「観光」と「ゴミ処理」の2件のビジネスモデル化で一致し、今年秋にも観光パイロットツアーなどを実施することで一致。また、9月5日にウラジオストクで開かれた日露首脳会談で、北方四島への観光パイロットツアーは10月中に実施することで合意し、日露間で準備を進めてきた。

 

※写真=北方四島の地図(内閣府ホームページより)