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2019.10.07

WING

同一空域・複数事業者がドローン運航管理システムに接続

NEDO、福島テストフィールドに試験環境を構築

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は10月3日、日本電気(NEC)、NTTデータ、日立製作所と共に、「福島ロボットテストフィールド」(福島県南相馬市・浪江町)において、同一空域で複数事業者のドローンが安全に飛行するための運航管理システムとの相互接続試験の環境を構築することに成功したことを発表した。
 NEDOによれば、福島ロボットテストフィールドの総合管制室に、複数のドローン事業者が情報共有するための運航管理統合機能のサーバーを設置。そのサーバーを稼働し、運航管理システムの
アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)に関する利用規約の整備なども進めた。これによりNEDOプロジェクトに参画していない一般のドローン事業者であっても、このAPIを介してサーバーに接続することにより、運航管理システムとの相互接続試験を行うことが可能となった。福島ロボットテストフィールド内で運航管理システムとの相互接続試験を行うことが可能となり、相互接続試験の実施期間は2020年2月までを予定しているという。

 

※写真=福島ロボットテストフィールドに設置された統合管制室と運航管理統合機能サーバー(提供:NEDO)